卒業生の皆さんに合格体験記をまとめていただきました。
これから同じ美術系大学を目指す方々へのアドバイスになると思いますので、ご参考ください。
なお、個人情報保護のため、進学先とイニシャルだけで掲載しております。
- 金沢美術工芸大学 製品デザイン専攻現役合格
- 金沢錦丘高校出身 Hくん
僕は高校二年の夏からルネッサンスに通い始めました。中学校の頃から美大へ行きたいという気持ちがあったので、高校二年の総体で部活を辞めてルネッサンスへ通い始めました。僕のルネッサンスでの学び方としては、学校が終わってからすぐルネッサンスへ行き、だいたい夜の8時半まで毎日残ってデッサンを描きました。塾から家へ戻ったら何もしないでゆっくり休みました。現役の人は学校があるから忙しいとか思うかもしれないけど、正直全然忙しくないです。学校の授業は寝ればいいし、宿題やテスト勉強も授業中とかあいた時間でやればいいです。センターの勉強も冬までやらなくていいです。
でも塾だけは真面目に通ってください。塾の時間は全力で物事に取り組んでください。講師の言うことはよく聞いてください。デッサンを講師全員に見てもらってそれぞれアドバイスをもらったり、金沢美大の教授の話を講師から聞いたり、とにかく塾の中では全力で頭を使って、自分から動いてください。
そして、特に普通科の高校へ通っている人に言えることなのですが、先生が言うことや周りの友達が美大受験についてなにか言ってきても気にしないことが大切です。塾中心の生活をし続けて下さい。
僕が受験を経験して言えるのはこれくらいのことですが、少しでもみなさんの受験の役に立てばうれしいです。美大に入れば受験中の苦労なんて気にならないくらい楽しいことが待っていますよ。頑張って下さい。
- 金沢美術工芸大学 日本画専攻合格
- Fさん
- 金沢美術工芸大学 視覚デザイン専攻現役合格
- 金沢錦丘高校出身 Sさん
受験期間中、私は不安で不安でたまりませんでした。そういうときは、講師の先生にアドバイスをもらいにいったり、好きなお店に行ってリフレッシュしたりしました。講師の先生も周りの環境も全部利用して自分の糧にしてください。
私は熱くなると周りが見えなくなって良い方向にいかなくなるので、周りをよく見て、講師の先生の言葉をメモして何度も読んで、どう描くかを意識して描くというのを毎回忘れないように心がけていました。
- 金沢美術工芸大学 視覚デザイン専攻合格
- Kさん
- 金沢美術工芸大学 製品デザイン専攻現役合格
- 桜丘高校出身 Nさん
昔から頑固者だった私は、先生と講師の人にせっかくアドバイスを頂いても、あまり自分の描き方(端から描いて塗り絵のように仕上げる)を崩せずにいました。しかし上手な先輩のデッサンを見て、比較していくうちに気づいたのです。各人の個性が出ているのはもちろんですが、その根底には必ず共通した決まりが存在するということに。画塾で絵を習うというのは、素直にアドバイスを受け取り、”決まり”を理解するに等しいのです。体に”決まり”をしっかりしみ込ませると、本番で無意識のうちにそれを発揮できるのです。ルネッサンスには受験に必要な”目には見えない”道具がそろっています。ぜひ夢の実現に役立ててください。
- 金沢美術工芸大学 製品デザイン専攻一浪合格
- 北陸高校出身 Mくん
高校3年の春ごろから土日コースという形で、福井県から土日のみルネッサンスへ通い始めました。普通科出身であったため、周りに美大・芸大受験について知る人がいなかったこともあり、初めは手探り状態で、土日の予備校で習ったことを思い出しながら学校の美術室でデッサンを描いているというような現役時代でした。土日コースで通うことを考えている人は、土日以外の平日の使い方が重要になってくると思います。浪人時代は、朝がアルバイト、昼から予備校という生活を送っていました。また、福井県から通うということもあり、夜は10時以降の帰宅となっていました。電車で通えたことのメリットは、出発の時間が決まっていたため、生活にメリハリがついていたことでした。車中では、勉強するなり、スケッチするなり、遊ぶなり、自由に往復3時間を使うことができました。アイデア出しにしろ、勉強にしろ、毎日この3時間を積み重ねたことは、この受験を通して力になっていたのではないかと思います。ルネッサンスは、専攻の垣根を越えて課題や合評を行うので、様々な種類の刺激が得られると思います。また現役の美大生が講師として来ておられるので、美大内でのイベントの情報や美術・デザイン関係のみならず美大の生の声を聞くこともできます。短い時間のため、作品一つ一つ良し悪し関係なくしっかり完成させて、その都度反省して、同じ失敗を繰り返さないように制作をしていけば、力はついてきます。
最後に、受験にあたりサポートしてくださっていた先生・講師の方々、今もなお支えてくれる家族、ほんとうにありがとうございます。頑張ります。
- 金沢美術工芸大学 日本画専攻現役合格
- 桜丘高校出身 Iさん
私は特に美術系の高校に通ってはいませんでしたが、普通科であっても十分美大を目指すことは可能なのだと、このルネッサンスで実感しました。むしろ、絵を描くことに集中して取り組める環境が別にあったおかげで、学校の授業や部活などとメリハリをはっきりつけることができました。そして美大を目指すうえで大切なことは、やはり行きたいと思う意志と、あきらめないという気持ちだと思います。行きたい意志があれば、そこに行くにはどうするかを考えることができると思います。そしてうまくいかなかったり納得いかなくなったとき、そこであきらめずに頑張ることができれば、合格は可能です。やるべき事がわからなくなっても、先生や講師の方々はいくらでもヒントをくれますし、毎回的確な課題を出してくれます。一緒に美大を目指す友達がしていることやできた作品、そしてその作品がどのような評価をもらっているのかを見ておくのも良いと思います。
そして日本画は、出されたモチーフはすべて丁寧に描ききること、そしてそのモチーフの”らしさ”をとらえて、自然な感じに描くこと、そして離れて見ることです。本番のデッサンでは自分でモチーフを組まなければならないので、その練習もしておくとよいと思います。
なんだか色々大変、と思うかもしれませんが、美大を目指す人たちならば、絵を描くことがみんな好きなのでしょう。その気持ちがあるのなら、前に進むのも楽しくなるし、つまづいたって大丈夫です。最初はみんな下手っぴだし、まずは絵を描く意欲だけ持って、やれるところからやっていくことが大切だと思います。
焦らなくたって平気です。周りの友達や親の方たち、そして先生方と一緒に楽しんで頑張って下さい。
- 金沢美術工芸大学 視覚デザイン専攻一浪合格
- 桐光学園高校出身 Kさん
もし、どうしようもなく自分がわからなくなったときは、ノートに思い思いの言葉をならべることをおすすめします。できれば、日付をふってその日のデッサンや、思いついたアイデアや、悩みをつらつらと書くとよいです。私は浪人時代から毎日できるだけ書くようにして、今は5冊目に入りました。その中でも一番よく読み返すのは受験時秋~試験結果までです。大学生になった今でも、時折読み返し、自分を見つめ直しています。その中に書きとめた何気ないアイデアは私大の受験で使えましたし、日常で自分を見失った時に、過去の自分に励まされたりします。
受験は、ライバルは必要です。身近にいる尊敬できる友人と日々高めあってください。でも、本当に勝たなくてはいけない相手は、自分自身だということを忘れないで下さい。
受験に好まれるデッサンや色彩を描かされているなら、早くやめて欲しいです。妥協せずに自分の納得のいく作品をひとつでも多く作ることが、合格への近道だと思います。何故なら、私は大学に選ばれるなら、自分が納得した作品で選ばれたいと思ったからです。自信は、自分でつくるものだと思います。それと、the pillowsのfunny bunnyは素敵な応援歌です。自分の直感を信じて風の強い日を選んで走っていけば必ず合格できます。全力で頑張って下さい。応援しています。
- 京都市立芸術大学 美術科合格
- Hさん
- 静岡文化芸術大学 メディア造形学科合格
- Sさん